
毎月の研修は加盟店の店内で実施することもあります。

ゼミナールでの分科会です。

最新の学術発表などを受講し専門的な知識を深めます。

湧永製薬の営業からの提案についてディスカッションしています。

実際の商品を手に取って勉強します。

加盟店の成功事例発表について研鑽します。
| 1月 | 正副会長会、常任理事会、理事会、連長会など |
|---|---|
| 2月 | 正副会長会、部会長会など |
| 3月 | 春季ゼミナール |
| 4月 | 春季ゼミナール |
| 5月 | 正副会長会、常任理事会、新入会員セミナー |
| 6月 | 連長会 |
| 7月 | ヤング全国大会、連長会、日本在宅薬学会学術大会 |
| 8月 | 正副会長会、常任理事会 |
| 9月 | 秋季ゼミナール |
| 10月 | 日本薬剤師会学術大会、正副会長会、常任理事会、来期連長会など |
| 11月 | 来期常任理事会など |
| 12月 | 歴代会長会 |

今回、関東第三連合会から「バラエティードラッグつるや薬局」をご紹介します。お店が営業されている羽生市は、関東地方のほぼ中央、埼玉県の北東部に位置し都心から60㎞、北に利根川を挟んで
群馬県に隣接しています。茨城県や栃木県にも近い地域です。
お店は、東武鉄道と秩父鉄道の接続駅である羽生駅から北東へ約700m、市立羽生北小学校の隣で、昭和9年に家庭用品全般を扱うバラエティーショップとして創業されました。当時は日用品メーカー花王の商品を卸す代理店もされていました。その後、三代目の齋藤充功先生が薬科大学を卒業し、横浜市内の大手ドラッグストアに勤務されたのちにお店へ戻られます。奥様も薬剤師であることから、昭和63年に店舗をドラッグストアへと変更、現在の店名となりました。建てたばかりの店舗を取り壊して業態転換を決断されたのは、お母様の強い意志によるものだったそうです。もしこの決断がなければ、現在の日専同とのご縁もなかったのかもしれません。
『恵気素』掲載用の写真撮影のため店舗を訪問した際、まず驚かされたのは個人店でありながら取り扱い商品の多さでした。一般的なドラッグストアのように先端をいく商材だけでなく、他では見かけないような「浅間神社の初山のうちわ」「地鎮祭に使う縄」「結納用品」など先代から取り扱っていた商品や「地域密着」という言葉だけでは表現しきれない独自の品揃えが印象的でした。これは、お客様の要望に応える品揃えを追求したバラエティードラッグつるや薬局ならではのスタイルです。
店内の随所に湧永製品がPOPとともに陳列されており、目的の商品を探しているお客様の視線に自然と入る配置が工夫されています。日用品や歯ブラシなどを探していると、並びにある湧永製品が目に入り、「これも良さそうだ」と思わず手に取ってしまうような〝プラスワン〟の仕掛けが随所に見られました。店内写真にもあるように、レオピンシリーズやプレビジョンシリーズは複数箇所に配置され、お客様の目に留まりやすい売場づくりがされています。
取材中に齋藤先生がお客様にお声がけをされると、パートの日高さんが手際よくレオピンロイヤルを計量スプーンで1mL計量し、お出ししています。その時一緒にプレビジョンなどを載せる小皿は、先生がリフレッシュのために何度も訪れた屋久島の焼き物です。落ち着いた色合い、形で店主の雰囲気に重なります。甘い生姜湯をお出ししながら、近況をお話する中で、必要に応じてロイマン湯をご紹介しています。ロイマン湯の月間販売数では部会内でトップの成績をだされています。
「店内は商品でいっぱいなので丸テーブルを置くスペースがないのですが、椅子はあちこちにあるのでどこでも座ってお話しできますよ」と話される通り、部会LINEで見た血管美人や骨密度測定会の画像が、まさにこのレジ前の限られたスペースだと感心、納得させられました。
現在は齋藤先生ご夫婦と、長男の大悟さん、三男の功太さん、パートさんでお店を運営されています。店頭販売に加え、市内の病院や学校関連施設への納入もあり、ご子息たちの力も存分に発揮されています。お店には、主に主婦層の方々が多く来店されますが、夕方には近所の小学生達も駄菓子を買いに訪れる賑やかなお店です。先代の時代からずっと通われているお客様も多く、ほとんどのお客様のお名前、家族構成を熟知して家庭の健康状態を把握されています。来店されたお客様にお声掛けし、生姜湯を出して、ゆっくり会話を楽しみながら家庭状況や環境を聞き、的確なアドバイスをされています。ご夫婦ともに薬剤師なので、各々が非常にきめ細かく相談に対応できます。そのため、体調を崩した時に病院へいくよりもまずは、つるや薬局に相談すると言うお客様が後を絶たない程に、地域の皆さまから厚く信頼されています。足腰の弱った高齢者のお宅には配達をしています。その際に家族の一員の様に健康相談にも応じています。
特に印象的だったのは、入院患者様からの注文対応です。看護師さんが患者様一人ひとりの注文を取りまとめてFAXで送られ、数百円程度のティッシュや飲料などの注文でも個別に商品を揃えて病院へ納入されているとのことでした。このような対応をされている薬局は、初めて耳にしました。地域の皆さんがつるやさんをどれほど頼りにしているかを実感するエピソードです。
私と齋藤充功先生とは、平成元年につるや薬局さんが同じ埼玉薬業協同組合に加入された頃からのお付き合いです。その頃から親しみを込めて「つるやさん」とみんなから呼ばれていました。長年、お店の柱商品としてキヨーレオピンの取り扱いを薦めてきましたが、8年前にやっと重い腰をあげられてからは、同じ埼玉2部会で共に切磋琢磨しています。勉強熱心で着々と取扱商品も増やしてきています。
今年から部会長となり、部会を牽引する立場となりました。2月に日専同幹事会に初めて参加、大きな刺激を受けられたそうです。それ以降、毎月の部会内容をこれまで以上に学術的な勉強をするために「かなえチャンネル」を活用しています。部会には齋藤和也日専同会長もいらっしゃるため、日専同流の健康指導をさらに深められる環境にあります。一方で、年間達成へのプレッシャーも大きい部会を、運営されるご苦労は大変なものと想像します。
この様につるや薬局さんの取り扱い商品は、特殊で希少だったり、そして、個人に寄り添った対応まで、その姿勢は簡単に真似できるものではありません。皆さんの周りにも、このような〝レア〟なお店はあるでしょうか。
今回は、埼玉2部会部会長のお店「バラエティードラッグつるや薬局」さんをご紹介しました。
記者/藤本 博(関三連情報部長)

今回中国連合会からご紹介する薬局は、島根県出雲市で調剤薬局を経営されている「つくし薬局」様です。
私事ですが、今年情報部長になり初めてのお店探訪記を担当させて頂くにあたり、日専同歴がほぼ同じで、異業種参入からの相談薬店店主である私には未知の世界である、調剤薬局という形態の薬局に関心があり取材先に選ばせて頂きました。
出雲市は人口約17万1千人で松江市(20万3千人)につぐ島根県第2位の人口の町です。
薬局はJR出雲市駅から北へ約3km、一畑電車「高浜駅」から徒歩3分の住宅街に位置し、出雲大社まで車で約10分の距離にあります。
つくし薬局様は、内科・胃腸科・小児科を有する地域密着型の診療所の門前薬局で、2002年10月、代表の勝部先生が40歳の時に保険調剤メインで開局されたそうです。それまでは、医薬品卸の管理薬剤師、個人病院の病院薬剤師、外資系製薬会社のMR、調剤薬局勤務薬剤師と様々な形で医薬業界と関わってこられましたが、せっかくなら地域に根ざした薬局を経営したいとの想いで開局。主に調剤窓口業務、在宅業務、一般薬販売と薬局に求められる業務を積極的に行っておられ今年開局24年になられます。
日専同入会のきっかけとなったのは4年半前だそうで、湧永製薬様よりレオピンのサンプル希望ハガキと会社案内のDMが届いたことでした。子供の頃レオピンをおばあさまが服用していた事を思い出し、かねてより調剤以外で薬局の収益、軸になるものを探していたこともあり、すぐにサンプル希望のハガキを出したそうです。そこから湧永製薬様の訪問が始まり商品説明を受けた末入会を決められたのだとか。
入会後はよく理解しないまま、とにかく3年で年間600本達成を意識して取り組まれたそうです。販売実績だけでなく研修会への参加ポイントも必達という厳しい条件には、地理的な条件もあり苦労されているようですが、同じ部会の先生方からレオピンの販売ノウハウはもちろん、一般薬に関する情報や知識を教えて頂ける環境はすばらしく、日々の窓口業務の参考になっており、処方箋調剤だけでは味わえない喜びを感じておられるそうです。
最近も、70代の女性患者様から、「ここは調剤だけでなく色んなものが置いてあって、相談もできる所なんですね!」と言われて嬉しかったそうで、「目指すは処方箋なしで入れる相談薬局」だとか。 特徴的な窓枠など木の温もりが感じられる薬局内。午後の暖かい日差しが降り注いでおり、高い天井のせいか実際の平米数よりも広く感じました。入ってすぐ目にとまるのが、一番目立つ場所に掲示してある手書きのレオピン価格表。お客様もサイズや種類を選びやすく、当たり前のように掲げられているそれは基礎薬としてのレオピンの位置づけを象徴するようなものでした。レジ横に温水両用のウォーターサーバーを設置しセルフサービスにすることで、気兼ねなく水分を摂れるようにされていることも心遣いを感じました。薬局内のブラックボードは販促ポイントで昨年10月に交換したものだそうですが、月に一度のペースで更新され、薬待ちの患者様がよく見られているそうです。
最近は、レオピンともう一品という想いからグリーン末を重点品目とし、セールのタイミングで思い切って48箱注文。POPとともにお試し5日分セットを用意し、気に入った方が90包入を購入される際には“3か月以内の購入で10%引きになるクーポン”をつけることで継続意識の訴求につながっているそうです。取材時にはもう残り数箱になっていました。すごい!
この日スタッフさんは4名(薬剤師2名、事務2名)で、基本的にはいつも先生を含めた5名で運営されているそう。先生いわく、「うちの処方箋枚数でこの人数は多いんだけど、待ち時間に様子を聞くなど患者さんを一人にさせないことを意識していて、手厚い声掛けをする為なんだよ」とのこと。「あとは自分が遊びに行く為でもあるけどね」と笑っておられました。
スタッフさんもみなさん朗らかで先生とのやりとりをみても日ごろの関係性の良さを感じました。人員に余裕があると、手厚いサポートができるだけでなく働き方においても無理がなく、その雰囲気は薬局全体をよい気で包んでいるように感じました。
取材のあとに、近所の珍しいパワースポットに連れて行って頂きました。「粟津稲生神社(あわづいなりじんじゃ)」といって、全国で20か所しかない「稲生」と書くお稲荷さんで、田園の中にある住宅地にあるこぢんまりと佇む稲荷ですが、珍しいのは名前だけでなくキレイな朱色の鳥居が並ぶ参道をローカル鉄道の一畑電車(いちばたでんしゃ)の線路が貫いているのです。見たこともない光景に感動しスマホを向けると突如警報機がなり遠くからゴトンゴトンと電車が。映画「RAILWAYS」でも使われたオレンジ色のレトロな車両がゆっくりと眼前を通過していきました。島根県といえば冬は曇天が多いイメージだったのですが、この日はぽかぽか陽気の一日で、出雲のパワーをより感じたのでした。
先生は今年から島根部会の部会長になられました。ぜひ一緒に中国連を盛り上げていきましょう。この度は取材にご協力頂きありがとうございました。
記者/鳥井加奈(中国連情報部長)

富山県のほぼ中央、日本海に面して広がる射水市(いみずし)。
「海・里・都市機能」がバランスよく融合した、暮らしやすさに定評のあるまちです。
代表的な自然公園太閤山ランド。
春には約2千本の桜が咲き誇り、花見客でにぎわいます。初夏にはあじさい、秋には紅葉と、自然の美しさが訪れる人の心を和ませます。園内には芝生広場、展望塔、ボート池、サイクリングコースなどが整備され、子どもから高齢者まで思い思いの時間を過ごせます。
特に夏季営業のレジャープールは北陸有数の規模を誇り、流れるプールや波のプールを目当てに多くの家族連れが訪れます。歓声が響くプールサイド、木陰でお弁当を広げる家族、ジョギングを楽しむ人々――太閤山ランドは〝健康的な日常〟の象徴です。
園内には体験型施設やイベントスペースもあり、地域行事が開催されるなど文化交流の拠点としての役割も担っています。射水市民にとって、太閤山ランドは「思い出が積み重なる場所」です。
そんな太閤山ランドの生活圏に根差す存在が、クスリのしみず太閤山店です。自然豊かな環境で暮らす地域の健康を支える〝身近な相談窓口〟として信頼を集めています。
店舗は二〇二五年一〇月にオープンした大型スーパーの入ってすぐの一角にあります。買い物客が必ず通る動線上にありながら、外からも直接出入り可能。日常の延長線上にありつつ、落ち着いて相談できる空間を確保しています。
店内は明るく整然としながらも柔らかな雰囲気。奥の相談机に自然と足が向きます。取材当日も高齢男性が腰掛け、スタッフと談笑していました。体調の話から家族のことまで話題は広がり、気づけば約1時間。ここが〝話をしに来る場所〟であることを物語っています。
さらに印象的な出来事がありました。そのお客様は、今回取材に訪れた近畿第二連合会情報部長・杉原のすぎはら薬局のお客様のお父様だったのです。約一〇〇㎞を越えてつながる縁に一同驚かされました。薬屋という仕事が人と人の関係性の上に成り立っていることを感じさせる瞬間でした。
渡邉店長始めスタッフが軸に据えるのは「予防」と「養生」、そして自然治癒力を高める提案です。相談で多いのは、口内炎や目の疲れ、慢性的なだるさといった未病段階の不調。1回の相談は10〜15分ほどですが、生活背景まで踏み込んだ丁寧な問診を行います。その積み重ねが信頼につながっています。
レオピンは来店者にまず飲んでいただくスタイルを徹底。声掛け・服薬・推売表も欠かしません。「自分が納得しているものを、自信を持っておすすめしたい」という渡邉店長の姿勢の表れです。自身も継続服用し、「飲み始めてから長引く風邪をひかなくなった」と語ります。
現在(取材時2月)、近二連の「五〇個販売コンクール」でも存在感を示しています。ビルベリー&DHAやカルマジンが上位にランクイン。相談を通じて必要性を伝えた結果としての実績であり、日々の地道なカウンセリングが数字に結びついています。
主要顧客層は高年齢層が中心。「何かあったらまずここへ」と言われる存在です。来店が難しい方には配送対応を行い、ご無沙汰の利用者には電話で近況を伺う。関係性を絶やさないフォローが長期的な信頼を築いています。
一方、近隣には大学もあり若年層の需要も見込めます。目の疲れや生活リズムの乱れなど、学生世代にも未病ニーズは確実に存在します。「学生から高齢者まで、幅広い世代のよろず相談処でありたい」と渡邉店長。世代を超えた健康拠点づくりが今後のテーマです。
月1回の化粧品お手入れ会も来店動機と交流の場として定着。DM発送や日々の声掛け、服薬フォローも徹底しています。確実な接点づくりがリピートにつながっています。
ゼミナールや連合会研修で得た知識は必ず共有し、個人の学びを店舗全体の力へ昇華。学び続ける姿勢が競争力の源泉となっています。
近くにドラッグストアがあっても、「人」で選ばれる薬店の姿。10分の相談、1本の電話、1時間の談話。その積み重ねが信頼を築きます。新しいスーパーの一角という賑わいの中で、外から気軽に立ち寄れ、店内ではじっくり向き合う時間が流れています。
太閤山ランドの緑に抱かれたこの街で、クスリのしみず太閤山店は今日も地域の健康に奉仕しています。偶然の縁が示したように、お店は単なる小売業ではなく、人と人を結ぶ地域のハブです。
予防と養生を軸に、数字にも裏付けられた提案力を武器に。
学生から高齢者までが頼れる〝よろず相談処〟として。
その歩みは、これからも着実に続いていきます。
渡邉店長はじめスタッフの皆さま、ありがとうございました。
記者/杉原正人(近二連情報部長)