毎月の研修は加盟店の店内で実施することもあります。
ゼミナールでの分科会です。
最新の学術発表などを受講し専門的な知識を深めます。
湧永製薬の営業からの提案についてディスカッションしています。
実際の商品を手に取って勉強します。
加盟店の成功事例発表について研鑽します。
1月 | 正副会長会、常任理事会、理事会、連長会など |
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2月 | 正副会長会、部会長会など |
3月 | 春期ゼミナール |
4月 | 春期ゼミナール |
5月 | 正副会長会、常任理事会、新入会員セミナー |
6月 | 連長会 |
7月 | ヤング全国大会、連長会、日本在宅薬学会学術大会 |
8月 | 正副会長会、常任理事会 |
9月 | 秋季ゼミナール |
10月 | 日本薬剤師会学術大会、正副会長会、常任理事会、来期連長会など |
11月 | 来期常任理事会など |
12月 | 歴代会長会 |
今回九州連合会よりご紹介するお店は、鹿児島県鹿児島市で営業されている、「くすりの誠和堂」様です。
「鹿児島といえばやはり〝桜島〟が一番の自慢です!雄大な姿にはいつも勇気をもらい、鹿児島人としての誇りですね。」と、にこやかに話される、鹿児島部会長の阿世知繁先生のお店に訪問してきました。
鹿児島には、黒牛、黒豚、黒薩摩鶏、黒酢、黒千代香(くろじょか)、黒麹などなど…
鹿児島を訪れた際は、「黒」を目印にしていろいろ楽しんでくださいねと、鹿児島愛溢れる先生です。
今年は最強最長寒波で、鹿児島県内もたくさんの雪が降り、桜島がめずらしく雪化粧となりました。
以前までは、同じ九州内でも遠い鹿児島県のイメージがありましたが、2011年に九州新幹線が全線開通してからは、博多から鹿児島まで最短で1時間20分ほどで行けるようになり、意外と近い鹿児島県になりました。
くすりの誠和堂様は、九州新幹線の終着駅「鹿児島中央駅」より車で10分ほどの山の上の住宅地の主要道路に面して位置しており、お店の向かいにはスーパー、鹿児島銀行、郵便局があり、車も人の通りも多く、活気のある場所で営業をされています。
阿世知先生は、30年ほど前に、西鹿児島駅(今の鹿児島中央駅)前にあった誠和堂薬局に入社され、石塚叔郎先生のもとで薬業人としてスタートされました。
2015年に大恩ある石塚叔郎先生が亡くなられ、その後駅前の再開発にあたって店舗の立ち退きを余儀なくされ、それとともに会社は廃業。阿世知先生は、誠和堂の屋号を引き継ぎ、一度駅の近くに移転をされています。
その後、2021年に現在の場所へ引っ越しをされ、くすりの誠和堂の新たなスタートを切られました。
店舗の中におじゃますると、たくさんのポスターやポップを使っての訴求をしっかり行われており、日専同で学んでおられる『見える化』を意識して、気づきや相談のきっかけづくりがされていました。
また、薬だけではなく、趣味で作成されたプラモデルや、お母さまの手作りのレース編みの作品なども外から見えるようにディスプレイされており、先生のお人柄をしっかりアピールされておりました。
それらを見て、お店に入ってこられるお客様も案外多いんですよ。そこから健康相談に移行することもあり、趣味と実益を兼ねたありがたい展開ですと笑ってお話されました。
また、作業机ではお母さまがレース編みを作られており、ここがお客様との交流の場になっているそうで、「作り方を教えてほしい」とのお客様の要望もあり、このスペースを活用してさらにお客様とのつながりをもっと深くしていきたいと言われていました。この地域の中で、買い物ついでにふらりと立ち寄ってみようかなと思わせる、そんなお店なんだろうな・・と感じました。
また、駅前で営業していたときのお客様も、わざわざ山の上のお店まで足を運んでくださっているそうで、感謝の気持ちでいっぱいですよとお話されました。
そんな阿世知先生は、とても物腰の柔らかい方なのですが、相談を受けておられる姿を拝見していると、お客様の声に寄り添って、いけないことはいけないと強くしっかりとした口調でお客様の心に届く言葉を巧みに使い分けながら助言をし、健康指導をされていました。お客様の健康に真剣に向き合っているからこそであり、最善の方向へ導いていかれる姿がとても勉強になりました。そんな阿世知先生ですが、普段あまり受けない相談の場合にちょっと焦ってしまうこともあるそうで、そんな時は石塚先生から頂いた言葉のひとつである「まずは深呼吸してから相談に入りなさい」ということを大事にして日々、お客様と向き合っておられるそうです。
そして、どのようなお客様にも日々感謝の気持ちで接客、応対することを常に心がけてますとお話されました。
恩師である石塚先生がゴールドの輝かしい実績を築き上げた「誠和堂」の屋号を受け継がれてから10年、息子のように接してくださった石塚先生の想いを心に秘め、教わったことを日々コツコツと実践されておられます。その想いに報いることができるよう、今後も地域のお客様の健康を一番に考えながら、地域のお客様に愛され続けるお店でありたいとお話されました。
最後に、お忙しい中、今回の取材を快くお引き受け頂きました阿世知繁先生、取材協力をしてくれた鹿児島部会の鎌田隆司先生に心より感謝申し上げます。
記者/南里徹也(九州連情報部長)/鎌田隆司(鹿児島部会・ヤング)
全国の同志の先生方、こんにちは。いつも大変お世話になっております。今回、中国連合会からは「漢香堂」さんをご紹介させていただきます。「漢香堂」さんのある竹原市は広島県南中部に位置し、人口2万人強、古くから瀬戸内の交通の要衝として発展しました。年明け直ぐに訪問させて頂いたのですが、その日が今シーズン最強寒波襲来…。
ノーマルタイヤしか持っておらず、無事行けるのか不安でしたが、何とか時間内に到着。
まず到着して驚いたのが店舗が雑居ビルの1室。しかも2F!!
恐る恐るドアを開けると鳥井先生が笑顔でお迎えして下さいました。
お店の雰囲気は薬店・雑貨屋・リビングが融合したようなお店で、とても温かみがあり、友達の家に遊びに来ている感じでした。
鳥井先生は2019年(日専同歴3年半)に取り扱いがしたかった商圏が被っていなかったご縁もあり竹原市に開店されました。元々はマッサージ・アロマテラピーの仕事をされていましたが、漢方に興味を持たれ薬業界へ転職されました。店内には医薬品だけでなく、作家さんとコラボした雑貨(アップサイクル商品)にアロマ・化粧品にと女性が喜びそうなアイテムが所狭しと置いてあり、きめ細かだなと感じた半面、棚やカウンターなどはほとんど鳥井先生がDIYで作られたとお聞きして驚きました!!
お客様の層は30代~ 50代のお客様が多く、市内と市外の方が半々でしたが、2021年に近隣の日専同のお店の閉店に伴い、70代~90代のお客様が増えたみたいです。商品を売るのが目当てではなく、お店を知って頂く事に注力され積極的にイベントなどにも参加されています。お客様との連絡ツールはLINEを使用(予約・質問など)Instagramもコミュニケーションツー
ルとして使用されており、意識している事は商品ではなく「個」をいかに出すか! SNSだけではなく気軽に読んでもらえる様に「漢香堂通信」も発刊されており、デジタルとアナログの二刀流で集客されています。
店内イベントも定期的に開催され、抽選会・漢方茶作り・ガチャポン・お客様と作る写真展・お菓子博などお客様がワクワクする事を常に考えているそうです。
既存のお客様だけでなく、来店動機のきっかけ作りを楽しんでいる感じがしました。
日専同に入会した時のイメージをお聞きしたら「とにかく怖かった…」入会2週間でゼミに参加して、国歌斉唱に綱領唱和。規律にも厳しく宗教かと思ったみたいです(笑)。
たまたま担当部会で受付をしたけど誰の顔も分からず右往左往。だけど今では皆さん優しく接して
下さり参加が楽しくなってきた!!
とおっしゃられて嬉しくなりました。
部会もベテランの先生と若手の先生のバランスが良く、部会LINEグループでモチベーションを維持しているそうです。
モットーは『ときめきは気を育む』自分が楽しいと思う事をする!!
「2:7:1」の法則…2割は自分を好きな人 7割はどちらでもない人 1割は嫌いな人
自分を好きな2割のお客様を大切にしたいし、家族を思って接遇するとおっしゃられていました。鳥井先生、この度は急なお願いにもかかわらずお時間を作っていただきありがとうございました。中国ヤングへの入会もお待ちしております。
記者/工藤真弘(中国連合会情報部長)
全国の日々頑張っておられる日専同の先生方こんにちは! 今回は愛媛部会の「久米薬品」さんを紹介させていただきます。
その前に少し愛媛部会のこの一年の活動をお知らせしたいと思います。
私達は辻田部会長のもと部会の各お店を二ヶ月に一回訪問し、参考になることや各お店の長所を見つけて自分の店舗に持ち帰り、店頭活動につなげていっています。
それはパンフレット一枚であったり、商品陳列の棚割りひとつにしても、とても為になるヒントです。翌日お店を開ける時は新鮮な気持ちで自分の店舗を見つめ直すこともでき、やる気スイッチがオンになります。
それともう一つの楽しみはご当地の美味しいものを昼食にいただくことです。
前回は愛南町の岡本ニコニコ薬局さんを訪問し、漁師さんの海鮮料理を皆でいただきました。新鮮な愛南のおさかなは最高でした。
前語りが長くなりましたが、今回ご紹介するのは松山市の鷹ノ子温泉と四国八十八ヶ所の四十九番札所浄土寺のそばにあります、「久米薬品」の牧野祥子先生です。先生は現在はお一人でお店を切り盛りしていますが、その活力の物凄さに脱帽です。自宅と店舗の距離は二百メートルくらいですが、セールスの森本さんが訪店したときは、「ちょっとお店番しよってね」と小走りで往復します。その姿はかっこよくてレジェンドの走りです。
店内は湧永製品の熱い信頼の思いがこめられた商品群のラインナップです。
自信にみちた先生の話しぶりで綱領の店頭実践五段階の相談に入っていくのでしょう。
先生が昭和平成令和の時代をどんな思いで突き進んできたのか牧野先生を囲んでお話しをお伺いしました。
因みに余談ですが「鼎談」とは三人で話しをすることだそうです。今日は部会の六人が集まっているので「ダブル鼎談です」。
二人だと対談、四人だと座談というらしいですね。
余談な話しでした…。
レオピンを購入されたお客様へ出すハガキはすぐ出し、少し間をあけて二枚目を出す。
飲み終わる頃三枚目を送ったら…再購入で来店したときに
「オバチャーン さいさいハガキくれてありがとう」といって喜んでくれるそうです。
そしてレオピン製品のお客様と健康相談を含め、長いおつき合いのようになるそうです。
「レオピンの取り扱いをはじめたときはゼロからのスタートだった。日専同の先生方とあったら、話しおうて、話しおうて、どんなにしたら分かってもらえるかばっかり話していた。そうして信じて続けて飲んでくださるお客様は家族と同じになるんよ」と話してくださいました。現在も推売に力をいれ新規獲得を順調に伸ばしています。今回の会で先生の熱い思いにふれ、大変勉強になりました。
レオピンは未来に羽ばたく薬ですが、その黎明期をともに生てきた先生のお話しを愛媛部会の先生方とダブル鼎談することができ、とても幸せでした。
牧野先生、これからもいろんなお話しをいっぱい聞かせてください。ご活躍お祈りしております。
ありがとうございました。
最後に先生から、
「もしお四国さんで浄土寺にお詣りするときは、是非お立ち寄りください」とのことです。
記者/越智恭子(四国連合会情報部長)