
毎月の研修は加盟店の店内で実施することもあります。

ゼミナールでの分科会です。

最新の学術発表などを受講し専門的な知識を深めます。

湧永製薬の営業からの提案についてディスカッションしています。

実際の商品を手に取って勉強します。

加盟店の成功事例発表について研鑽します。
| 1月 | 正副会長会、常任理事会、理事会、連長会など |
|---|---|
| 2月 | 正副会長会、部会長会など |
| 3月 | 春季ゼミナール |
| 4月 | 春季ゼミナール |
| 5月 | 正副会長会、常任理事会、新入会員セミナー |
| 6月 | 連長会 |
| 7月 | ヤング全国大会、連長会、日本在宅薬学会学術大会 |
| 8月 | 正副会長会、常任理事会 |
| 9月 | 秋季ゼミナール |
| 10月 | 日本薬剤師会学術大会、正副会長会、常任理事会、来期連長会など |
| 11月 | 来期常任理事会など |
| 12月 | 歴代会長会 |

今回中国連合会からご紹介する薬局は、島根県出雲市で調剤薬局を経営されている「つくし薬局」様です。
私事ですが、今年情報部長になり初めてのお店探訪記を担当させて頂くにあたり、日専同歴がほぼ同じで、異業種参入からの相談薬店店主である私には未知の世界である、調剤薬局という形態の薬局に関心があり取材先に選ばせて頂きました。
出雲市は人口約17万1千人で松江市(20万3千人)につぐ島根県第2位の人口の町です。
薬局はJR出雲市駅から北へ約3km、一畑電車「高浜駅」から徒歩3分の住宅街に位置し、出雲大社まで車で約10分の距離にあります。
つくし薬局様は、内科・胃腸科・小児科を有する地域密着型の診療所の門前薬局で、2002年10月、代表の勝部先生が40歳の時に保険調剤メインで開局されたそうです。それまでは、医薬品卸の管理薬剤師、個人病院の病院薬剤師、外資系製薬会社のMR、調剤薬局勤務薬剤師と様々な形で医薬業界と関わってこられましたが、せっかくなら地域に根ざした薬局を経営したいとの想いで開局。主に調剤窓口業務、在宅業務、一般薬販売と薬局に求められる業務を積極的に行っておられ今年開局24年になられます。
日専同入会のきっかけとなったのは4年半前だそうで、湧永製薬様よりレオピンのサンプル希望ハガキと会社案内のDMが届いたことでした。子供の頃レオピンをおばあさまが服用していた事を思い出し、かねてより調剤以外で薬局の収益、軸になるものを探していたこともあり、すぐにサンプル希望のハガキを出したそうです。そこから湧永製薬様の訪問が始まり商品説明を受けた末入会を決められたのだとか。
入会後はよく理解しないまま、とにかく3年で年間600本達成を意識して取り組まれたそうです。販売実績だけでなく研修会への参加ポイントも必達という厳しい条件には、地理的な条件もあり苦労されているようですが、同じ部会の先生方からレオピンの販売ノウハウはもちろん、一般薬に関する情報や知識を教えて頂ける環境はすばらしく、日々の窓口業務の参考になっており、処方箋調剤だけでは味わえない喜びを感じておられるそうです。
最近も、70代の女性患者様から、「ここは調剤だけでなく色んなものが置いてあって、相談もできる所なんですね!」と言われて嬉しかったそうで、「目指すは処方箋なしで入れる相談薬局」だとか。 特徴的な窓枠など木の温もりが感じられる薬局内。午後の暖かい日差しが降り注いでおり、高い天井のせいか実際の平米数よりも広く感じました。入ってすぐ目にとまるのが、一番目立つ場所に掲示してある手書きのレオピン価格表。お客様もサイズや種類を選びやすく、当たり前のように掲げられているそれは基礎薬としてのレオピンの位置づけを象徴するようなものでした。レジ横に温水両用のウォーターサーバーを設置しセルフサービスにすることで、気兼ねなく水分を摂れるようにされていることも心遣いを感じました。薬局内のブラックボードは販促ポイントで昨年10月に交換したものだそうですが、月に一度のペースで更新され、薬待ちの患者様がよく見られているそうです。
最近は、レオピンともう一品という想いからグリーン末を重点品目とし、セールのタイミングで思い切って48箱注文。POPとともにお試し5日分セットを用意し、気に入った方が90包入を購入される際には“3か月以内の購入で10%引きになるクーポン”をつけることで継続意識の訴求につながっているそうです。取材時にはもう残り数箱になっていました。すごい!
この日スタッフさんは4名(薬剤師2名、事務2名)で、基本的にはいつも先生を含めた5名で運営されているそう。先生いわく、「うちの処方箋枚数でこの人数は多いんだけど、待ち時間に様子を聞くなど患者さんを一人にさせないことを意識していて、手厚い声掛けをする為なんだよ」とのこと。「あとは自分が遊びに行く為でもあるけどね」と笑っておられました。
スタッフさんもみなさん朗らかで先生とのやりとりをみても日ごろの関係性の良さを感じました。人員に余裕があると、手厚いサポートができるだけでなく働き方においても無理がなく、その雰囲気は薬局全体をよい気で包んでいるように感じました。
取材のあとに、近所の珍しいパワースポットに連れて行って頂きました。「粟津稲生神社(あわづいなりじんじゃ)」といって、全国で20か所しかない「稲生」と書くお稲荷さんで、田園の中にある住宅地にあるこぢんまりと佇む稲荷ですが、珍しいのは名前だけでなくキレイな朱色の鳥居が並ぶ参道をローカル鉄道の一畑電車(いちばたでんしゃ)の線路が貫いているのです。見たこともない光景に感動しスマホを向けると突如警報機がなり遠くからゴトンゴトンと電車が。映画「RAILWAYS」でも使われたオレンジ色のレトロな車両がゆっくりと眼前を通過していきました。島根県といえば冬は曇天が多いイメージだったのですが、この日はぽかぽか陽気の一日で、出雲のパワーをより感じたのでした。
先生は今年から島根部会の部会長になられました。ぜひ一緒に中国連を盛り上げていきましょう。この度は取材にご協力頂きありがとうございました。
記者/鳥井加奈(中国連情報部長)

富山県のほぼ中央、日本海に面して広がる射水市(いみずし)。
「海・里・都市機能」がバランスよく融合した、暮らしやすさに定評のあるまちです。
代表的な自然公園太閤山ランド。
春には約2千本の桜が咲き誇り、花見客でにぎわいます。初夏にはあじさい、秋には紅葉と、自然の美しさが訪れる人の心を和ませます。園内には芝生広場、展望塔、ボート池、サイクリングコースなどが整備され、子どもから高齢者まで思い思いの時間を過ごせます。
特に夏季営業のレジャープールは北陸有数の規模を誇り、流れるプールや波のプールを目当てに多くの家族連れが訪れます。歓声が響くプールサイド、木陰でお弁当を広げる家族、ジョギングを楽しむ人々――太閤山ランドは〝健康的な日常〟の象徴です。
園内には体験型施設やイベントスペースもあり、地域行事が開催されるなど文化交流の拠点としての役割も担っています。射水市民にとって、太閤山ランドは「思い出が積み重なる場所」です。
そんな太閤山ランドの生活圏に根差す存在が、クスリのしみず太閤山店です。自然豊かな環境で暮らす地域の健康を支える〝身近な相談窓口〟として信頼を集めています。
店舗は二〇二五年一〇月にオープンした大型スーパーの入ってすぐの一角にあります。買い物客が必ず通る動線上にありながら、外からも直接出入り可能。日常の延長線上にありつつ、落ち着いて相談できる空間を確保しています。
店内は明るく整然としながらも柔らかな雰囲気。奥の相談机に自然と足が向きます。取材当日も高齢男性が腰掛け、スタッフと談笑していました。体調の話から家族のことまで話題は広がり、気づけば約1時間。ここが〝話をしに来る場所〟であることを物語っています。
さらに印象的な出来事がありました。そのお客様は、今回取材に訪れた近畿第二連合会情報部長・杉原のすぎはら薬局のお客様のお父様だったのです。約一〇〇㎞を越えてつながる縁に一同驚かされました。薬屋という仕事が人と人の関係性の上に成り立っていることを感じさせる瞬間でした。
渡邉店長始めスタッフが軸に据えるのは「予防」と「養生」、そして自然治癒力を高める提案です。相談で多いのは、口内炎や目の疲れ、慢性的なだるさといった未病段階の不調。1回の相談は10〜15分ほどですが、生活背景まで踏み込んだ丁寧な問診を行います。その積み重ねが信頼につながっています。
レオピンは来店者にまず飲んでいただくスタイルを徹底。声掛け・服薬・推売表も欠かしません。「自分が納得しているものを、自信を持っておすすめしたい」という渡邉店長の姿勢の表れです。自身も継続服用し、「飲み始めてから長引く風邪をひかなくなった」と語ります。
現在(取材時2月)、近二連の「五〇個販売コンクール」でも存在感を示しています。ビルベリー&DHAやカルマジンが上位にランクイン。相談を通じて必要性を伝えた結果としての実績であり、日々の地道なカウンセリングが数字に結びついています。
主要顧客層は高年齢層が中心。「何かあったらまずここへ」と言われる存在です。来店が難しい方には配送対応を行い、ご無沙汰の利用者には電話で近況を伺う。関係性を絶やさないフォローが長期的な信頼を築いています。
一方、近隣には大学もあり若年層の需要も見込めます。目の疲れや生活リズムの乱れなど、学生世代にも未病ニーズは確実に存在します。「学生から高齢者まで、幅広い世代のよろず相談処でありたい」と渡邉店長。世代を超えた健康拠点づくりが今後のテーマです。
月1回の化粧品お手入れ会も来店動機と交流の場として定着。DM発送や日々の声掛け、服薬フォローも徹底しています。確実な接点づくりがリピートにつながっています。
ゼミナールや連合会研修で得た知識は必ず共有し、個人の学びを店舗全体の力へ昇華。学び続ける姿勢が競争力の源泉となっています。
近くにドラッグストアがあっても、「人」で選ばれる薬店の姿。10分の相談、1本の電話、1時間の談話。その積み重ねが信頼を築きます。新しいスーパーの一角という賑わいの中で、外から気軽に立ち寄れ、店内ではじっくり向き合う時間が流れています。
太閤山ランドの緑に抱かれたこの街で、クスリのしみず太閤山店は今日も地域の健康に奉仕しています。偶然の縁が示したように、お店は単なる小売業ではなく、人と人を結ぶ地域のハブです。
予防と養生を軸に、数字にも裏付けられた提案力を武器に。
学生から高齢者までが頼れる〝よろず相談処〟として。
その歩みは、これからも着実に続いていきます。
渡邉店長はじめスタッフの皆さま、ありがとうございました。
記者/杉原正人(近二連情報部長)

今回、九州連合会がご紹介するのは、鹿児島県薩摩川内市で営業されている「くすり・動的平衡堂」様です。店主を務めるのは、鹿児島部会の副部会長である阿久根浩平先生です。
自然豊かな「薩摩川内」に誕生した夫婦二人三脚のお店
薩摩川内(さつませんだい)市は鹿児島県北西部に位置し、美しい離島群「甑島(こしきしま)」を含む県内最大級の面積を誇る街です。街の中央には川内川が流れ、ラムサール条約登録湿地である「藺牟田池(いむたいけ)」など、希少な動植物が息づく自然の宝庫でもあります。
阿久根先生は2016年4月、当時お兄様が経営されていた「せんやく あさがお薬局」にて日専同へ入会されました。活動を通じて多くの同志から刺激を受けるなかで「自分のお店を持ちたい」という思いが強まり、門前病院の閉院を機に独立を決意。2025年2月、川内駅から徒歩10分のアーケード街に、自身のお店として「くすり・動的平衡堂」をオープンされました 。
店舗は元々お母様が営まれていた美容室を改装したもので、ご夫婦で「薬店(くすり・動的平衡堂)」と「美容室(Beauty salonしらかば)」に分けて営業されています。奥様が美容室のお客様へ健康の話題を振り、レオピンを推売されることも多いそうで、阿久根先生は「妻のほうが推売が上手で、一生足を向けて寝られません(笑)」と部会でも話されるほど、全幅の信頼を寄せておられます。取材中も、美容室に来られたお客様に先生が親しく名前で声をかけ、予約管理もサポートされるなど、見事な二人三脚ぶりが印象的でした。ちなみに阿久根先生は「コウシロウ」という名のチワワを飼われています。3食のフードに毎回eAGEを加えている影響か、4月で15歳を迎える今も、動物病院にほとんどかかったことがないという驚くほどの元気さです。いつものように店内を元気に散歩していたとのことですが、抱き上げようとしたところ、思わぬ反撃に遭い、噛まれてしまったそうです。「最近は毎晩2時から3時頃に起こされるんです」と苦笑されつつも、その存在が日々の活力になっている様子が印象的でした。
店名に込めた「動的平衡」と「三氣三心」の想い
インパクトのある店名は、2024年の第26回全国大会における福岡伸一先生のご講演がきっかけです。「『治ろう』とする力は死ぬその瞬間までずっと続く」ということに感銘を受けた先生は、この店名にすることで、お客様へ生命のあり方や「三氣三心」の想いを自然に伝えられると考えられました。また、自店も変化に対応し、持続していきたいという願いも込められています。
店内は植物に囲まれた落ち着く空間で、奥にはおしゃれな美容室が併設されています 。入口正面の相談室には、日専同の書籍や福岡伸一先生の著書が、付箋でびっしり埋め尽くされた状態で並んでおり、先生の勉強熱心さが伺えます。
即実行、そして今は「知らせる活動!」
お店の入口には、通りがかる人の心を和ませる絵葉書が並び、サイネージで「伝える活動」をされています。ゼミや特研で学んだことを即実行!とにかくまずはやってみる!川原健副会長の言葉である「トライ&エラーの繰り返し」を指針に、常に検証を欠かしません。
経験を糧に、お客様の心の支えに
今後の展望を伺うと、「日専同会員として『三実践』を達成するために、習ったことを即実行する『知行合一』を貫きたい。まずはポスティングなどの『知らせる活動』に力を入れ、より多くの方にご来店いただきたい」と力強く語ってくださいました。
取材時、阿久根先生はお義母様を亡くされた直後でした。闘病生活を振り返り、血液検査の結果を見せてくださり、「もっとこうしてあげればよかった」と悔やみ、葛藤された日々を正直にお話してくださいました。この深い悲しみと経験は、今後、悩みを持って来店される多くのお客様の心に寄り添う、大きな糧となるに違いありません。
自らも悩み、葛藤したからこそ、誰よりも親身になって相談に乗ることができる。そんな阿久根先生の周りには、これからも自然と多くの笑顔が集まってくることでしょう。
最後にお忙しい中、取材を快くお引き受けいただいた阿久根浩平先生に、心より感謝申し上げます。
記者/淵之上ふみ代(九州連情報部長)