毎月の研修は加盟店の店内で実施することもあります。
ゼミナールでの分科会です。
加盟店の成功事例発表の研究をします。
湧永製薬の営業からの提案についてディスカッションしています。
実際の商品を手に取って勉強します。
加盟店の成功事例発表の研究をします。
今回ご紹介させていただくお店は、沖縄県南側にあるグリーンドラッグ伊祖店です。
沖縄県は、本州より南西に位置、沖縄本島と宮古島や石垣島などの150の小さな島々で形成されています。南国のような暖かい気候と、青い海・青い空を初めとする、約2000種類のサンゴに囲まれ、豊かな自然が広がる景色があります。そして、沖縄と言えば、透明度の高い海・やんばる原生林など美しい自然、マリンスポーツ、様々なアクティビティ、ダイビングスポットとしてエリアごとにそれぞれの特徴があり、観光リゾート地としての魅力あふれる場所です。日本国内からの観光客はもちろんですが、アジア諸国など海外からの観光客も年々増加しています。
また、沖縄ならではの工芸や有名な美ら海水族館、9つの世界遺産で構成されています。
①首里城跡
②園比屋武御獄石門
③玉陸
④識名園
⑤今帰仁城跡
⑥勝連城跡
⑦座喜味城跡
⑧中城城跡
⑨斎場御獄(せーふぁうたぎ)
これらの遺産は、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産」としてユネスコの世界遺産に登録されました。各遺産が個別に評価されたのではなく、9つの遺産全体が物語る琉球の歴史や文化の特徴が評価されました。有名な首里城や、三山を統一した王国・尚巴志(しょうはし)を連想する方がほとんどなのでは、と思います。実はここ、グリーンドラッグ伊祖店がある浦添には、琉球王国の礎を築いたとされる歴史ある地域で、首里王朝以前の王城があったことはご存じでしょうか?「てだこの都市浦添」琉球王統発祥の地であり、津々浦々をおそう。つまり諸国を支配するという意味で、これが転じてウラシイとなり、浦添の文字があてられました。「てだこ」とは、かつて浦添が琉球の王府として繁栄した時代の英祖(えいそ)王を太陽の子と敬称したことに由来。「太陽の子」を意味し、さらに衰退することなく日々東方の水平線から力強く昇り、闇を切り開き世界を明るく照らし、生きとし生けるものに新たな息吹を与え、万物を活性化させる太陽をあらわしていると伝えられています。
その中で浦添市は、那覇市・沖縄市・うるま市に次ぎ、沖縄県第4の規模を持つ都市です。那覇市と隣接するため人口増加が著しく、県内では4番目に人口が多く、約十一万五千名にのぼります。公園も多く、浦添西海岸はエメラルドブルーの海が広がっています。
かつての外国人住宅をリメイクしたお洒落なお店や昔ながらの商店が立ち並ぶ地域もあり、産業の特徴は、第三次産業の割合が高く、サービス業をはじめ小売・宿泊・飲食業など7割以上を占めています。
グリーンドラッグにも短い期間ですが、歴史があり、約28年前、当時個人店として一般医薬品から化粧品を含めドラッグを開業。当時の店舗名は「サウスウエスト伊祖」。十数年後、「グッドラッグ伊祖店」と店舗名を変更。その当時は、仕入れから売価設定は、店長にある程度委ねられて運営。他企業が安い商品を販売していると、その店舗へ買い付けにいき、商品を仕入れに行ったこともありました。
沖縄あるあるでよく台風が直撃します。影響で停電になりローソクを灯しながらスタッフと共にプライスやPOP全て手書きをしたことを今では懐かしく感じます。
その後、平成30年5月頃、株式会社大賀薬局 グリーンドラッグ伊祖店へ店名を変更、調剤薬局併設店として、リニューアルオープンしました。今では、近隣にはOTCドラッグがたくさんあり激戦区状態になってしまいました。なんと4年前には、隣にイオンドラッグ伊祖店がオープン。当初は、一時的にお客様が減少するかと思いましたが、特に影響もなく安心しました。
ただ激戦区としては相変わらず。今後は他店との差別化として、バイヤーが湧永製薬さんへ、日専同の会員に加入できないかとアプローチをして頂き、約3年前にレオピンと出会うことができました。
レオピンの予備知識もまったくなく、部会、連合会研修会、春秋ゼミに参加して、会の熱量の高さに驚かされました。
教わったことをスタッフへ落とし込み、仕組化を実践しました。最初はレオピンを知って頂くことを目標に、まずは調剤スタッフにも協力していただきました。調剤薬局を利用するお客様に、レオピンの試飲券をお配りし、徐々に浸透していきました。購入に繋がるお客様も増え、継続して飲まれているお客様からも「上等だったよ~」等、喜ばしい声も頂きました。リピーターのお客様が増え、集客にもつながり、他店との差別化もできました。
これからも日専同でしっかり勉強していきながら、自然治癒力についてお客様に話し、理解していただき、最終的には薬に頼らなくてもよい健康な身体づくりを伝え、人助けの精神に徹してたくさんの方々のお悩みに寄り添って、地域の方のために必要なお店となるよう努力していきたいと思います。
記者/新城智美(沖縄連合会情報部長)
記者/山河政博(近畿第二連合会情報部長)
今回、北海道連合会がご紹介するコマヤ薬局さんがある旭川市は、北海道第2の人口を誇る道北の拠点都市です。全国的に有名になった旭山動物園があり、近年では漫画「ゴールデンカムイ」の舞台にもなりました。
コマヤ薬局さんは旭川市がまだ旭川町だった大正8年に創業、以来105年の歴史を誇る貴重な老舗の薬局です。
現在、3代目となる松田尚樹先生、4代目となる松田泰武先生を中心に経営されています。
お店は、2002年に店舗前の道路拡張工事に伴い2軒お隣りへ移転。その際、当時の旭川としてはとても珍しかった、コンクリート打ちっぱなしの外観となりました。
初めてお店を見せていただいた時、広くて綺麗な店内で調剤の待合コーナー、相談コーナーも広く、感激しました。
尚樹先生の御父上で、2代目である松田一雄先生の代では、薬剤師を雇い医薬分業前から処方箋を受けていたこともあり、旭川市立病院をはじめとする近隣の病院の処方箋を広く面で受け付けるなど、旭川市北部の拠点薬局として確立されています。
一雄先生が早くから湧永製薬のレオピンに興味を持たれ、およそ65年前から入荷されていたということで、レオピン会が結成される前から道北地区3店舗の有志が集まり、レオピンの勉強会をされていたそうで、その中には名寄の池田薬局、亡くなられましたが池田光尉先生も一緒に熱心に学ばれていたそうです。
日専同北海道連合会にも設立当初から参加され、現在は4代目の松田泰武先生が正会員となり活動されています。
昨年9月から日専同に参加されてみて、まず驚いたのは、日専同会員の熱量の高さだそうです。
ゼミのスケジュールはびっしりと詰め込まれているのに、全く飽きることなく「そうだったのか!」の発見の連続。参加した会員全員の「お客様の健康に奉仕するぞ!」という熱いエネルギーを全身に浴びて帰られたそうです。
もっと大きなエネルギーを受け取ったのは全国大会で、人数制限のあるランチョンセミナーに間に合うよう、周りの全員が会場に走っていく様子に圧倒されたとのこと。時間を守り、礼節を重んじ、規律を守って参加者全員が行動する。泰武先生が参加されている他のどの団体でも感じたことのない異質なほどの熱量を感じて、ここは他とは違う!心して臨まねば!と思われたそうです。
泰武先生は日専同に参加される前から、「どれだけ一生懸命病院に通っても一向に改善されていかない患者さんをなんとかしてあげたい」と考えられており、解決策の1つとして「分子栄養学」を学ばれていたそうです。
そのため、未病の概念であるとか、病気や体調不良の原因は普段の生活習慣、特に食事にあることは知っていたが、かと言ってサプリメントを多用することにも違和感があり、何か良い方策はないものかと悩まれていたそうです。
そんな折に日専同と出会い、分子栄養学の理論と日専同流健康指導には非常に一致する点が多いことに気付かれました。「受け継がれてきた知識と知恵は間違いのない本物だ!」と確信された先生は、分子栄養学に足りなかった「滋養強壮により自然治癒力を高める」という点をレオピンで補完する、という結論に至ったそうです。
健康相談を受けたら、訴えられているお悩みはもちろんのこと、全身の状態、健康イベントの時系列、朝昼夜に何をどれだけ口にされているのか、間食は?睡眠はとれているのか。主観的なお話を聞きつつも客観的に分析し、「何が原因で今の悩みが表出しているのか」「原因から治すには何をしていけばいいのか」を丁寧にお話しする、「なぜそうなっているのか?」を理解していただくことが重要である。
そのうえで、「原因となる生活習慣や環境要因をみつけ、改善すること」は船の舵取り。それだけでは時間がかかってしまうので、「船に推進力を与えるため」に滋養強壮剤が必要ですというお話をされ、レオピンの販売につなげていました。
じっくりお話をするので、お一人に平均1時間以上はかかってしまうそうです。
「長く続いている症状は、治すのにも長い時間を必要とします。必ず良くなりますよ、焦らず、じっくり治していきましょう、とお話しします。時間をかけて直していくことが前提となるので、自然とレオピンも4本入りからお勧めすることになりますね」ということでした。
「どこに行っても良くならない悩みの解決法はここにあります!」と、積極的にお知らせする必要がある。「薬局の仕事は、モノ売りから、健康に導く活動に変わっていきます」と考えられている泰武先生は、今までのDM、新聞折り込みに加え、インターネット、SNSへの発信を重視していくことを考えられているそうです。
1人でも多くのお客様を救う「知恵」をいただくため、また自分からもフィードバックして日専同へお返ししていくため、ゼミ、部会、連合会研修会等に積極的に参加・参画していきたいとのことでした。
コマヤ薬局さんは、私の店がある三笠市からちょうど100km、9割、高速道路なので、秋晴れの中、ドライブがてらの気分で、片道約1時間、車を走らせました。
なお、追記ですが、取材の次の日から、旭川市で初めての秋ゼミが行われ、松田泰武先生は、ヤング加盟を決め、決意表明されていました。今後のご活躍がとても楽しみです。
今回、大変時間がない中、急遽の取材を受けていただき本当にありがとうございました。
記者/山田倫生(北海道連合会情報部長)