成人編
人間が生まれて無病息災で天寿を全うするために各年代ごとにやるべきことをご紹介いたします。
ご自分の体や生活環境にもっとも適した元氣創造法を日々の生活に取り入れて元氣で健康な毎日を過ごしましょう。
★カラダの歪みを調整する
人間は二本足でカラダを支えているため、歪みを生じます。これは動物が安定した4本足なのに対して二足歩行となった人類の宿命と言えるでしょう。カラダに歪みがあると筋肉が繰り返し刺激を受けて複数のしこりが出来て血液循環やリンパの流れを悪くします。さらに歪みのために内蔵を圧迫して血液の流れが悪くなるので固くなってしまいます。そしてそのような部分が機能低下を起こしてしまい様々な病気の原因になったり病気の回復を妨げたりすることになります。
~カラダの使い方を意識しましょう~
歪みが起きないように、カラダは対角線で使うようにしましょう。たとえば、右手で作業するときは左足を半歩前に出す。掃除機をかけるときは左足を少し出し右手でかける、物を取るときは左足を出して腰をかがめて右手でとるなど、重心の移動でバランスを取るようにしましょう。★1日の終りには半身浴
日本は島国で周りは海に囲まれ湿度が高く、日本人は体内に余分な水分が溜まることが原因で起こる症状『水毒症』になりやすい環境で生活をしています。そこで、体内から余分な水分を抜くために湯船につかり、しっかり汗を出します。これは本来の湯治の大きな目的です。もちろん、冷えたカラダを温めることにもなりますし、ぬるめのお風呂に浸かることで癒やしの神経である副交感神経を優位にする効果もあります。
~おすすめの半身浴方法~
40℃以下のぬるま湯、37℃では低すぎる場合もあるので目安は40℃前後で気持ちよく入っていられる温度がおすすめです。ただし42℃以上はかえって体が興奮してしまうので注意が必要です。~気温がさがってくる秋口以降に半身浴をする場合は~
気温が下がってきてからの半身浴は少し温度を高くして入り、汗が出やすいように工夫しましょう。浴室と室内の温度差が大きい冬場はヒートショックを起こしやすくなりますので、シャワーで高い位置から浴槽にお湯をためたり、脱衣場に暖房器具を置くなど、予め浴室を温めておく工夫をしておきましょう。~改めてお伝えしたい『運動器』を維持する大切さ~
人間の尊厳を維持することは『自由に動けること』と考えます。そのために大切な物が『運動器』です。★健康寿命を伸ばすために!寝たきりにならず、自分の意志で動けるようにしておきましょう。
人間は動くことで体の中の隅々にある血液を心臓に送り循環をさせています。そしてカラダを動かすことで筋肉は強化されて姿勢を保持します。しかし、加齢と共にだんだん動きが少なくなり、筋肉も痩せてきますので動きが段々と鈍くなっていきます。
~究極の運動法・肛門締め運動~
運動は本来年代に応じた筋肉強化が必要ですがここではすべての年代の方にオススメの『肛門締め運動』をご紹介します。 肛門締め運動は腸に刺激が伝わり、骨盤や内臓を支えている筋肉を鍛えることになります。締めたりゆるめたりを1回とし、5回を1セットとして、暇があれば行う習慣をつけましょう。ウォーキングなどの有酸素運動なども一緒に行うようにしましょう。~生涯現役でいるために筋力強化を~
足腰の筋肉は第2の心臓と言われています。筋肉をリズミカルに動かすと心臓の動きも良くなります。寝たきりになるのは筋肉が弱り心臓が全身に充分な血液を送ることができなくなるからです。生涯現役で元気に過ごすためにも、毎日少しずつ運動を取り入れていきましょう。★適度な睡眠をとりましょう
睡眠のトラブルは心臓や血管に悪影響を及ぼし、生命に関わることがあります。睡眠不足のリスクの1つとして、動脈硬化を起こしやすく心疾患のリスクを高めるとも言われています。大脳皮質は高度な精神活動や運動を司っており、毎日たくさんのエネルギーを消費しながら活発に動いています。~眠るために意識したい習慣~
毎朝一定の時刻に起きる・・・休みの日だからといつまでも布団の中でダラダラと過ごしていると、夜眠くなる時刻も遅くなってしまいます。一定の時刻に布団を出て、日の光を浴びることで体内時計をリセットしましょう。★笑うこと・感謝の心を持てるように努力しましょう
笑うことは酸素摂取量を増やすだけでなく、自律神経の働きを調節したり、意識・神経活動の中心的な働きをしている視床下部や脳下垂体を含む間脳の働きを良くします。さらに免疫力も強化されるということがわかっています。まさに『人間が持つ万能薬』といえるでしょう。大阪府では『大阪発笑いのススメ』という笑いと健康の啓発冊子を行政が作成しているぐらいですので、この笑いがもつ働きも生活の中に取り入れていきたいですね。~つくり笑いでも効果あり!?~
岡山県の伊丹仁郎医師の実験では面白いことを考えずに表情だけの作り笑いを2時間続けて、その前後のNK細胞の活性を測定する実験を行いましたが、この場合も活性は上昇しました。『そんなに毎日笑えない』そんな方も1日1回は鏡に向かって笑顔をつくってみませんか? 日頃からニコニコと笑顔でいることを心がけてハッピーホルモンの分泌を増やしましょう。©2016 JAPAN SPECIALIZED PHARMACY’S ASSOCIATION ALL RIGHTS RESERVED.